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張飛

字:翼徳

生168〜没221  
幽州涿郡涿県出身。

『正史』や一部の『演義』では字を益徳とする異本もある。

身の丈八尺。トレードマークは丸い目と虎髭。一丈八尺の蛇矛の使い手。

黄巾討伐の義勇兵募集の高札を見て溜息をつく劉備に「それでも男か」と一喝。関羽もまじえ、桃園で義兄弟の契りを結ぶ。

黄巾賊との戦いで劉備が董卓を救った時、董卓は無官の劉備を侮り、感謝もしなかった。この時張飛は怒って董卓を斬ろうとする。

対董卓戦で関羽が華雄を倒した時は、群雄達の面前で「この時を逃さずに攻め込め」と叫んだ。これを聞いた袁術は「足軽ぶぜいが何を言うか」と激怒する。

袁術討伐に出た劉備の留守の徐州城を守るが、劉備との禁酒の誓いを破って曹豹を鞭打ち、告げ口されて呂布に徐州城を攻め取られる。

劉備が徐州を失って劉備や関羽とはぐれた張飛は山賊に実を落とす。『正史』によるとこのころ薪取りに来ていた十三、四歳の少女を捕らえ、妻にする。
これが後に蜀に亡命する夏侯覇の従妹(夏侯淵の姪)で、二人の間に生まれた長女は、後に劉禅に嫁いで皇后となる。

長坂披の戦いでは、ただ一騎で曹操軍に立ち向かい「俺が燕人張飛だ!俺と勝負する奴は誰かいるか!」と大喝。曹操軍百万はその威勢に恐れをなして退却。
が、橋を落としてしまったことを劉備に怒られる。

蜀討伐の際には、蜀の名将厳顔に対して、影武者を使っておびき出し、四方から包囲して捕虜にしている。
「我が州に降伏する将はいない。早く首を刎ねるがいい。」と、顔色を変えずに答える厳顔に感心し、縄を解いて賓客として扱った。

関羽の死後、酒に酔って荒れ狂い、些細な過ちでも兵卒を鞭打った。
関羽の仇討ちのため、劉備が呉攻めを決定すると、大喜びで部下の范疆。張達に白布を用意するように命じる。時間が掛かるという二人を怒って鞭打ったあげく、
命に背くようなら首を刎ねると脅した。張飛は結局この二人に寝首をかかれた。享年五十五.
劉備は、張飛の陣営から上奏文が届いたと聞いただけで「張飛が死んだ」と叫んで昏倒した。

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