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サム・ライミ監督ヒット作「スパイダーマン」(2002)以降、世界中で大成功を収めているアメコミヒーロー映画。しかしそれまでにも、多くのアメコミ映画が作られてきました。それは スーパーヒーローやアニマル・コメディに限りません。ということで、新旧織り交ぜたアメコミ原作映画に絞ってレビューします。

「アメコミ原作映画批評」はインタラクティブ・ヒーロー「カメレオンマン」のオフィシャルウェブ、メラノサイトのサブページです。リンクやブックマークはトップにお願いします。

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PICK UP MOVIES!

300/スリーハンドレッド
10/4up!
★★★☆☆

公開:2007年6月
監督:ザック・スナイダー
原作:フランク・ミラー、リン・ヴァーリー
出演:ジェラルド・バトラー・・・レオニダス
ロドリゴ・サントロ・・・クセルクセス
レナ・ヘディ・・・ゴルゴ

完成度が高い分もっと長く観たい

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HERO/ヒーロー

ザ・ファントム 闇の帝王 /THE PHANTOM   ★☆☆☆☆

公開:1996年(劇場未公開)
監督:サイモン・ウィンサー
原作:リー・フォーク
出演:ビリー・ゼイン・・・キット・ウォーカー(ファントム)
トリート・ウィリアムス・・・ザンダー・ドラックス
クリスティ・スワンソン・・・ダイアナ・パーマー

【いろいろな意味で最凶の映画】
普通星一個のヤツは薦められないんだが、これは・・・少しだけ観て欲しいと言いたくなる。なんというかこう・・・まあB級なんだが、B級になってないというか・・・。一言でいうと、タイツ脱げ!これがインディ・ジョーンズの様に少しカウボーイ風の衣装なら、まともな作品になってたかもしれない。割と真面目に話が展開してるのに、タイツのせいで芸人にしか見えない。
微妙な笑いを求めてる人は観ましょう。キャサリン・セタ・ジョーンズも可愛いよ。
シャドー /The Shadow   ★☆☆☆☆

公開:1994年11月
監督:ラッセル・マルケイ
原作:ウォルター・B・ギブソン
出演:アレック・ボールドウィン・・・ラモント・クランストン(シャドー)
ジョン・ローン・・・シワン・カン
ペネロープ・アン・ミラー・・・マーゴ・レーン

【古きよき時代の演技が見れる】

 とは言うものの別にそんな古い映画でもない。原作が古いだけで。舞台が少し前の時代だからそう見えるんだろうが、主演のアレック・ボールドウィンの哀愁漂う演技のせいでもあるだろう。必要以上に渋く、笑い声もやたらと印象に残っている。
 全体的に悪くないが、ジョン・ローンが良くない。衣装もやっぱり鎧とか剣とかファンタジーチックなものは、この時代の映像的に無理がある。
ヴァンピレラ /VAMPIRELLA   ★☆☆☆☆

公開:1996年(劇場未公開)
監督:ジム・ウィノースキー
原作:フォレスト・J・アッカーマン
出演:タリサ・ソト・・・エラ(ヴァンピレラ)
ロジャー・ダルトリー・・・ジェイミー・ブラッド(ブラド)
リチャード・ジョセフ・ポール・・・アダム・ヴァン・ヘルシング


【ファントムを超える最凶映画】

 ここまで来たら誉めるしかない。「安っぽい」って言葉をそのままフィルムに収めたらこの映画が出来上がります。特殊効果といい、人物のアクションといい、カメラワーク・構図、キャラ立ち、演出まで全てがすべり倒してる。監督が「怪人スワンプシング」のジム・ウィノースキーだからね。
 まあでもファントムと同じく、すべりっぷりが思わず笑ってしまうほどなので、ゲテモノ好きや最近寝付きが悪い人なんかにはオススメかな・・・。
クロウ 飛翔伝説 /the crow   ★★★★☆

公開:1994年9月
監督:アレックス・プロヤス
原作:ジェームズ・オバー
出演:ブランドン・リー・・・エリック
マイケル・ウィンコット・・・トップ・ダラー
ソフィア・シャイナス・・・シェリー

 グラフィック

 音楽

 ストーリー

 演出

 テンポ  ユーモア
特別賞・・・ティンティンて名前はないで賞

《PICK UP!》
狂気を孕むブランドン・リーの演技と、敵キャラのネーミングセンス。
【暗過ぎる世界観、だがオススメ中のオススメ】
 とにかく救いようのない話で、精神的にくる人もいるかもしれないが、映画として無駄なストーリーや演出が少なく、非常にキレイにまとまっている。純粋アメコミファンも、アメコミ映画ファンも、アメコミファン以外の人も、全て満足させるだけの魅力がある。もう一つこの映画のポイントは、ネーミング。小さい役でも凄くセンスのいい名前が付けられている。まあそれは原作さまさま?
 悲しいのは、主演の役者がこの映画の撮影事故で亡くなったこと。今はマーク・ダマスコスという人が続編で活躍しているが、やはりクロウはブランドン・リー。アメコミ映画業界は、本当に惜しい人を亡くしたなと思う。
グリーン・ホーネット /BRUCE LEE in the GREEN HORNET   ★☆☆☆☆

公開:1975年3月
監督:ノーマン・フォスター
原作:ジョージ・W・トレンドル
出演:バン・ウィリアムズ・・・ブリット・リード(グリーン・ホーネット)
ラリー・D・マン・・・エリック・マブース
ウェンディ・ワグナー・・・レノア・ケイス(キャシー)

【映画って何だろう?】

 こうして批評をしてきて、アメコミ原作のものは7割くらいダメ映画だという事がわかってきた。ただ、ファントムの様に癖が強くて笑えたり、ヴァンピレラのやる気のなさに笑えたりと、それぞれ見所があったりする。しかしこのグリーンホーネットだけは、突っ込む事すら出来ない。ただ映像と音が流れるのを見つめるだけ。ブルースリーが好きな人のバイブルらしいが、いくら熱狂してても本当にこれでいいと思えるのか?
ファウスト /FAUST LOVE OF THE DAMNED    ★☆☆☆☆

公開:2000年(劇場未公開)
監督:ブライアン・ユズナ
原作:トム・ヴィジル、デヴィッド・クイン
出演:マーク・フロスト・・・ジョン・ジャスパース(ファウスト)
アンドリュー・ディヴォフ・・・M
イザベル・ブルック・・・ジェイド・デ・キャンプ

【何かにつけて足りない映画
 特殊効果、ストーリー、演出、そして売りである音楽も含め、何もかもが中途半端。CGがあればこうできたのに、とか、一般受けねらってないから仕方が無いとか、そういった残念さは感じられない。スペインまで行って撮ったらしいけど、スタッフ自体にセンスが欠けてるから無駄金だ。
 ダークヒーローものならスポーンをもう一回観た方がいいと思います。同じCGのチャチさはあるけど。
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SF1/サイバーパンク

タンクガール /TANK GiRL  ★★★★☆

公開:1995年10月
監督:レイチェル・タラレイ
原作:アラン・マーティン、ジェイミー・ヒューレット
出演:ロリ・ペティ・・・レベッカ(タンクガール)
マルコム・マクドウェル・・・ケスリー
ジェフ・コバー・・・ブッガ

 グラフィック

 音楽

 ストーリー

 演出

 テンポ  ユーモア
特別賞・・・ジェットボーイ・ジェットガールで賞

《PICK UP!》
リッパーの立派なコスチューム。
そしてナオミ・ワッツが可愛すぎ。
注意!激しく悪ノリ映画!
はじめに言っておくと、思い切りクセが強い。好きじゃない人は途中でやめるかも。ただしハマれる人にはバイブルになりうる映画。荒廃した近未来という、話を作りやすい設定を十二分に利用し、とにかくやりたい放題。 しかし敵キャラの扱いや急激に盛り上がる戦闘シーンなど、ちゃんとヒーローもの(この場合ヒロインものだが)のツボは押さえている。出だしの間延びを除けばストーリーもキッチリまとまっていて、飽きさせない。食わず嫌いをせず観てみたら、何か新しいものを見つけられるかも。
音楽もICE-Tやイギー・ポップなど、ファンにはたまらないセレクトになっている。
ロケッティア /ROCKETEER   ★★☆☆☆

公開:1991年12月
監督:ジョー・ジョンストン
原作:デイヴ・スティーブンス
出演:ビル・キャンベル・・・クリフ・セコード(ロケッティア)
ティモシー・ダルトン・・・ネビル・シンクレア
ジェニファー・コネリー・・・ジェニー・ブレイク


【珍しい時代背景と抜群のデザイン】

 アメコミで最もスタンダードな時代設定は、現在、もしくはやや近未来。だがロケッティアはやや古い田舎にスポットを当てている。そこに、照明効果やもどかしい恋愛展開、オーバーテクノロジーへの憧れの描写などが相まって、何とも言えないロマンと郷愁を感じさせる。
 しかしなんと言ってもこの映画の売りは、サターンアワードで最優秀衣装賞をとったロケッティアのマスク。登場シーンが短いのが残念だが今でも熱烈な支持を得ているデザインだ。
ジャッジ・ドレッド /JUDGE DREDD   ★☆☆☆☆

公開:1995年9月
監督:ダニー・キャノン
原作:マイケル・テ・ルーカ、ウィリアム・ウィッシャー
出演:シルベスタ・スタローン・・・ジャッジ・ドレッド
アーマンド・アサンテ・・・リコ
ダイアン・レイン・・・ジャッジ・ハーシー

【スタローン主演・・・これで良かったのか?】
正確にはタンクガールと同じく、イギリスのコミック原作の映画。莫大な予算をかけて作って、大コケしたと評判の本作だが、こればっかりはフォローしにくい。グラフィック的にかなり凝ってるのだが、それにしても中身がない。何となく始まって何となく終わる。まあ、フラッシュ・ゴードンの様なスペースオペラが好きな人なら何とかいけるかも・・・ぐらい。
それにしても、スタローンってこんな感じだったか?少しオカマ臭いんですが。
イーオン・フラックス /AEON FLUX   ★★☆☆☆

公開:2006年3月
監督:カリン・クサマ
原作:ピーター・チョン
出演:シャーリーズ・セロン・・・イーオン・フラックス
ジョニー・リー・ミラー・・・オーレン・グッドチャイルド
マートン・ソーカス・・・トレバー・グッドチャイルド

【人権映画って言いたいのかも・・・】

よくあるレディ・アクションと思って見ると、凝った背景設定に驚くだろう。頭を使わずすんなり見れるし、映像もそれなりにキレイ。とはいえ、流行であるカット割の多用を使いすぎ。しかもところどころで手を抜いてるアングルもあるし、妙にバランスの悪い映画だ。
だが一番の問題は主人公の行動動機だ。まるで安い人権団体の様なセリフで、目の肥えたアメコミファンを納得させようだなんて、虫が良すぎる。
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SF2/スペースオペラ

バーバレラ /BARBARELLA   ★☆☆☆☆

公開:1968年10月
監督:ロジェ・ヴァディム
原作:ジャン・クロード・フォレスト
出演:ジェーン・フォンダ・・・バーバレラ
ミロ・オシェア・・・デュラン=デュラン
ジョン・フィリップ・ロー・・・パイガー

【バカ×エロ映画を徹底的に追求!】
フランスのコミックが原作だが、一応製作はアメリカでも行われてるので。売りはジェーンフォンダの官能的な肉体を使った、オープニングムービーに代表される健康的なエロティック表現。コントかと思うほどセックスをテーマにやりたい放題。しかもこれが1968年製作ってことが凄い。
ただそういった点を考慮しても、ストーリーのダルさは見過ごせない。ここまでルーズな作りだともう一度みたいとは決して思えない。
フラッシュ・ゴードン /FLASH GORDEN   ★★☆☆☆

公開:1981年2月
監督:マイケル・ホッジス
原作:アレックス・レイモンド
出演:サム・ジョーンズ・・・フラッシュ・ゴードン
マックス・フォン・シドー・・・ミン
メロディ・アンダーソン・・・デイル・アーデン

【超有名なテーマ曲はクイーン!】

 ジョージルーカスも映画化を希望したという、有名なコミック・ストリップ(新聞連載マンガ)が原作。しかもテーマ曲がクイーン。鳴り物入りで公開される。そして大失敗!と伝説になった映画。セットはチープ、合成は荒い、衣装はでかい、舞台広すぎ。穴だらけで、観てて疲れる。
 だが随所に見られるアメリカ的なノリが、ウケる人にはウケるだろう。何かバイブルとして語り継がれていく魅力がある。実際、一部では熱狂的なファンが多い。
キャプテン・ロジャース /BUCK ROGERS IN THE 25CENTURY   ★★☆☆☆

公開:1979年(劇場未公開)
監督:ダン・ホラー
原作:フィリップ・F・ノーラン
出演:ギル・ジェラード・・・バック・ロジャース
パメラ・ヘンズリー・・・プリンセス・アルダラ
エリン・グレイ・・・ウィルマ・デーリング

【ハンソロが主人公ならSWもこんな感じ?】

 ジェダイやクリーチャーの出てこないスターウォーズ4で、ハンソロが主人公ならこんな感じかな?それぐらい主人公のキャラクターが立っている。映画以降TVシリーズ化されたそうだが、きっと予算があれば続編を出したかったのだろう、と思わせる大風呂敷のストーリー。
  個人的にはフラッシュゴードンよりも良く出来ていると思う。無駄に画面の色数を増やしてないからかもしれない。この2つのジャケットを見比べてみればわかるとは思うが・・・。
メン・イン・ブラック /MEN IN BLACK (MIB)   ★★★☆☆

公開:1997年12月
監督:バリー・ソネンフェルド
原作:ローウェル・カニンガム
出演:ウィル・スミス・・・ジェームズ・エドワーズ(エージェントJ)
ヴィンセント・ドノフリオ・・・エドガー(バグ)
リンダ・フィオレンティーノ・・・ローレル・ウィーバー(エージェントL)

終始飽きさせないメジャーB級映画
B級エイリアン・パニック・アクションコメディ。スピルバーグ製作、豪華キャストってことでたっぷり金もかけてるから、展開も演出も、セットもいい。CGは少し微妙だけど。とにかく何となく観て、何も考えず、最後までノってられる映画。まあこれをスペースオペラって言うのはどうかな?
蛇足だが、吹き替えで見た方が定番っぽくていい・・・かも。 後、トミーリージョーンズはバットマン・フォーエバーといい結構アメコミ向きだな。
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CRIME/犯罪

ディック・トレイシー /DiCK TRACY   ★★★☆☆

公開:1990年12月
監督:ウォーレン・ビーティ
原作:チェスター・グールド
出演:ウォーレン・ビーティ・・・ディック・トレイシー
アル・パチーノ・・・ビッグボーイ・キャリプス
マドンナ・・・ブレスレス・マホニー

 グラフィック

 音楽

 ストーリー

 演出

 テンポ  ユーモア
特別賞・・・DVDで見てみたいで賞

《PICK UP!》
衣装だけでなく、ストーリーも演出もビビッド
【ハードボイルドかつラブコメ】
 古臭くて衣装もビビッドカラーという原作どおりの設定にした分、超チープな仕上がりに。背景の合成なんかは何だコリャ?と思うハズ。だがストーリーの流れが非常にキレイで、いつの間にかハマってしまう。クロウと同じくネーミングセンスが抜群なので、チョイキャラのキャラクターが立っている。ビジュアル的にも。
  分かりやすく言うと、ハードボイルドかつ純情ラブコメ?いやコメディのつもりは無いんだろうがとにかく笑える。あのアルパチーノが!ちなみにマドンナも出てます。
フロムヘル /FROM HELL   ★★☆☆☆

公開:2002年1月
監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
原作:アラン・ムーア
出演:ジョニー・デップ・・・フレッド・アバーライン
イアン・ホルム・・・ウィリアム・ガル
ヘザー・グレアム・・・メアリ・ケリー

【控えめな色数のグラフィックが上手い】

 陰鬱な19世紀のイギリスの世相を、色数の少ないグラフィックと、トリップしたようなカメラワークで上手く表現している。要所要所にある細かい演出もいい効果を出しているのだが、どうにもストーリーの流れに説得力がない。主人公が良く分からない能力を持っていたり、メアリ・ケリーの魅力が感じられるエピソードもないのに、愛が話のメインになったりと、商業的なのが残念。
 ミステリーと言えばミステリーだが、オチは大抵読めるだろう。もっと別の部分を楽しもう。
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ANIMAL/動物モノ

ミュータント・タートルズ /TMNT  ★★★☆☆

公開:1991年3月
監督:スティーブ・バロン
原作:ピーター・レアード、ケビン・イーストマン
出演:ブライアン・トッチ(声)・・・レオナルド
ジェームズ・サイトウ・・・オロキ・サキ(シュレッダー)
ジュディス・ホーグ・・・エイプリル・オニール

 グラフィック

C

 音楽

A

 ストーリー

B

 演出

B
 テンポ C  ユーモア S
特別賞・・・合言葉はカワバンガで賞

《PICK UP!》
意外にも凝ってるアクションシーンと、
サブキャラのはずのケイシーの目立ちっぷり。
【単なる被りモノ映画じゃない!
 原作がパロディから始まった企画で、日本ではアニメやゲームの印象が強いだろうタートルズ。被りモノで成功してる映画なんて見たことなかったが、これはアタリです。とにかくノリが軽い!ジョークの連発。アニメ版スパイダーマンが4人いる感じ。そしてそれに見合った音楽を提供してるのが、MCハマー。+オープニングで流れるのはゲームのあの曲。
 驚きなのが、被りモノの技術。センサーをつけた人間の表情に合わせて、着ぐるみの表情が変わる。殺陣も、下手なB級映画なんかよりずっとまとも。アクション・表情・声と多くの人間が関わって出来ているタートルズ。見ものです。
ガーフィールド /GARFIELD THE MOVIE   ★☆☆☆☆

公開:2004年10月
監督:ピーター・ヒューイット
原作:ジム・デイヴィス
出演:ビル・マーレイ(声)・・・ガーフィールド
スティーブン・トボロウスキー・・・ハッピー・チャップマン
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット・・・リズ・ウィルソン

【どの国にもあるダークサイドならぬダメサイド 】

 要するに、アニマル・パニックもの。分かりやすい起承転結。それは普通、ストーリーがある作品としてはプラスなんだが、ここでは逆にイラつく。製作側の、エンターテイメントを提供します!という感じが見え過ぎて、クドい。何よりガーフィールドが可愛くない。ジャケット見たら分かるとは思うが、いやらしさだけが表に出てるデザインと、それを補えてないCGが最後まで気になる。
 唯一褒めるとしたら、ジェニファー・ラヴがキュートなこと。このセリフ前にも使ったな・・・。
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HUMAN DRAMA /ドラマ

アメリカン・スプレンダー/AMERICAN SPLENDOR  ★★★★☆

公開:2004年7月
監督:シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
原作:ハービー・ピーカー、ジョイス・ブラブナー
出演:ポール・ジアマッティ・・・ハービー・ピーカー
ジェームズ・アーバニアク・・・ロバート・クラム
ホープ・デイヴィス・・・ジョイス・ブラブナー

 グラフィック

 音楽

 ストーリー

 演出

 テンポ  ユーモア
特別賞・・・斜に構えてなんぼで賞

《PICK UP!》
ひねくれた感性がプンプン漂う。
コミック画・2Dアニメーションとの混ざり具合もいい!
【コミックらしくないがそれでしか表せないストーリー】
アメコミ界では珍しいエッセイ漫画で、しかも現在進行形。作者の置かれている状況をそのまま描いている。だから非常にリアル。リアルに人間臭く、陰鬱で、シニカル。しかしどこか暖かく、ポジティブな映画だ。
所謂ヒューマン・ドラマものは狙いすぎで臭くなるが、これは全く違う。むしろ「カッコつけること」自体をネタにしている。とにかく原作者がひねくれていて、表現というものを様々な角度から見て、楽しんでいるように見える。この映画を、糞キャッチコピーの「あなたを輝かせてくれる人が・・・」目当てに観る人じゃなく、何か表現活動をしている人に是非オススメしたい。
ポパイ /POPEYE   ★☆☆☆☆

公開:1981年7月
監督:ロバート・アルトマン
原作:E・C・シーガー
出演:ロバート・ウィリアムス・・・ポパイ
ポール・L・スミス・・・ブルート
シェリー・デュバル・・・オリーブ

【世界観が伝わらないのは仕方がないとしても】
 コメディ映画はどこかで感動モノの要素を入れるのが定番となっている。その演出とシェリーデュバルのミュージカル風の歌シーンはとても綺麗で、良かった。
 ただ、まあそれぐらいしか見所はない。技術的にこの時代で出来ない事は色々あると思うんだが、それなら他の原作の見せ方をすればいい。無理するのは良くない。カメラの質と合わさって終始話が暗く見えてしまう。
ゴーストワールド /GHOST WORLD    ★★★☆☆

公開:2001年7月
監督:テリー・ツワイゴフ
原作:ダニエル・クロウズ
出演:ゾーラ・バーチ・・・イーニド
スカーレット・ヨハンソン・・・レベッカ
スティーヴ・ブシェミ・・・シーモア

【ポップでカラフルな映像とは裏腹に…
  青春モノにはドラマチックなパターンと現実的なパターンがある。大概の人間は前者を見て「こう過ごしたかった」と自責の念に陥るか、後者に共感し「これで良かった」と納得させる。
本作もまた、そんな上手くいかない、「上手くいく」がどんな事かわからない人間達のストーリー。展開自体は見かける感じだが、結果という部分で他とは違うリアルなエグみがある。映像はキレイ、配役もバッチリだが、もう少し前半と後半のバランスが良かったら…。
ブレンダ・スター /BRENDA STARR   ★★☆☆☆

公開:1989年4月
監督:ロバート・エリス・ミラー
原作:デイル・メシック
出演:ブルック・シールズ・・・ブレンダ・スター
ダイアナ・スカーウィッド ・・・リビー・リップスカム
ティモシー・ダルトン・・・バジル・セント・ジョン

【ポップで無意味でキレイなコメディ】

さげまん美人女優ブルック・シールズの復帰作。お相手役には「ロケッティア」のティモシー・ダルトン、そして人気コミックの映画化ということで期待された本作だが、評判は悪い。確かに、テンポの悪さは一級品だ。原作を知っていなければ、感情移入もしにくい。
しかし後半の、映画の設定上の作者マイケルとブレンダの友情(?)の見せ方がキレイ。随分と古い映画のノリを思わせる。コメディや恋愛モノが好きな人にはオススメ。
ミシェル・ヴァイヨン/Michel Vaillant  ★★★☆☆

公開:2003年12月
監督:ルイ=パスカル・クーヴレール
原作:ジャングラトン、フィリップ・グラトン
出演:サガモア・ステヴナン・・・ミシェル・ヴァイヨン
リサ・バルブシャ・・・ルース・ウォン
ディアーヌ・クルージェ・・・ジュリー・ウッド

 グラフィック

S

 音楽

A

 ストーリー

B

 演出

B
 テンポ C  ユーモア B
特別賞・・・アンダルシアの夏で賞

《PICK UP!》
オデッサのビジュアルがコミックらしさを演出する。
【映像美が哀愁を引き立てる】
 フランスのコミックが原作の、レースもの。
 リュック・ベッソン製作だけあって、映像は抜群にキレイ。カメラの質もいいんだろうけど、これだけ空気感のある構図を作るのは、カメラマンの腕と言うより映画の設計段階のイメージ力かなと思う。とにかく映像とロケーションが、どことなく刹那的なストーリーや走り出す緊張感を引き立てる。
 ちなみにオープニングや音楽もいい。手抜きな部分のない、上質な映画だ。
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